2025年秋から放送予定のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロインに、若手俳優の高石あかりさんが選ばれました。彼女がどのようにしてこの大役を掴み取ったのか、その背景や今後の展望について詳しくご紹介します。

高石あかりさんのプロフィール
高石あかりさんは2002年12月19日生まれ、宮崎県出身の21歳。2014年にオーディション「キラチャレ」で入賞し、芸能界入り。2016年にはダンス&ボーカルグループ「a-X’s(アクロス)」のメンバーとしてデビューし、2018年に卒業。その後、女優業を本格的に開始し、2021年公開の映画『ベイビーわるきゅーれ』で主演を務め、演技力が高く評価されました。2023年には第15回TAMA映画賞最優秀新進女優賞を受賞し、NHKの夜ドラ『わたしの一番最悪なともだち』にも出演しています。

朝ドラヒロインへの道のり
高石さんは、2025年後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロインに選ばれました。この役は、明治時代の文豪ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の妻・小泉セツをモデルにした松野トキというキャラクターです。高石さんは、過去3番目に多い2,892人の中から選ばれ、3度目のオーディション挑戦でこの大役を掴みました。会見では「小さい頃から朝ドラのヒロインになるのが夢だった」と語り、涙を流しました。

『ばけばけ』の物語とヒロインの役どころ
『ばけばけ』は、明治時代の松江を舞台に、没落士族の娘・松野トキが外国人英語教師の家で女中として働き始め、異文化交流や怪談を通じて成長していく物語です。トキは、怪談話が好きなちょっと変わった女の子で、外国人の夫と共に怪談を愛し、急速に西洋化が進む日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語を描きます。
オーディションでの評価と選出理由
高石さんは、オーディションでの自然体の演技が評価され、脚本家のふじきみつ彦氏や制作統括の橋爪國臣氏から高い評価を受けました。橋爪氏は「自然体の演技ができ、そこに本当に生きていると思わせる人」を基準に探していたと言い、高石さんを見て「あ、この子なんだな」と直感したと語っています。また、ふじき氏は「高石さんの演じるトキを見てみたいと思って選んだ」と述べています。
今後の展望と期待
高石さんは、朝ドラのヒロインとしての役割に対し、「自分らしくいることで、いろんな学びだったり、人との出会いで、“ばけ”ていく姿を皆さんにお届けしたい」と語っています。また、長丁場となる朝ドラの撮影には「体力には自信があります。今まで携わらせていただいた作品は全部楽しかったと言って終わっているので、きっと色々なことがあると思いますが、一番最後には楽しかったと言いたいなと思います」と自信を見せています。
まとめ
高石あかりさんは、若手俳優として着実にキャリアを積み重ね、2025年後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロインに抜擢されました。彼女の自然体の演技力や人柄が評価され、今後の活躍が大いに期待されています。『ばけばけ』での演技を通じて、さらに多くの人々に感動を与えることでしょう。