中田ヤスタカ(プロデュース)とこしじまとしこ(ボーカル)によるユニット、CAPSULE(カプセル)。1997年の結成以来、渋谷系ルーツからエレクトロ〜シンセポップへと独自に変貌を遂げ、日本のポップミュージックの音作りに大きな影響を与えてきました。本稿ではプロフィール、サウンドの変遷、そして最新トピックを押さえつつ、その「進化の象徴」としての位置付けをわかりやすくまとめます。
プロフィール:二人が生んだ化学反応
CAPSULEは1997年に結成され、やがて中田ヤスタカのプロデュース力とこしじまの歌声を軸に活動を拡大。ユニット名は2000年代以降のエレクトロ志向の象徴となり、国内外で高い評価を得ています。公式サイトや各種プロフィールで活動歴と主要メンバーが確認できます。
サウンドの変遷と代表作
初期はネオ渋谷系の影響が色濃いポップ感が基調でしたが、2006年以降はシンセ/ハウス寄りのダンスサウンドへと移行。2008年のアルバム『MORE! MORE! MORE!』は商業的成功を収め、以降のエレクトロ路線を確立する作品となりました。中田氏のプロデュース手腕はPerfumeやきゃりーぱみゅぱみゅへの影響とも相互に響き合っています。
最新トピック:再始動とメディア展開
2015年のアルバム『WAVE RUNNER』以降、リリース間隔は空きつつも2021年に映画主題歌として新曲「ひかりのディスコ」を配信し話題に(MV同時公開)。公式チャンネルや大手音楽メディアでも注目され、近年はVRや配信イベントなど多様な表現にも挑んでいます。これらの動きは“シティポップ/エレポップの現代的解釈”として再評価の機運を高めています。
まとめ
CAPSULEは単なるユニットの枠を超え、日本のエレクトロポップ史の重要な分岐点を作ってきました。過去作の名盤群と、断続的でも確かな“更新”がある現在の動き──どちらも聴きどころです。