夏から秋にかけて旬を迎える梨。兵庫県には県が育成した早生品種「なしおとめ」があり、鳥取県を代表する梨として「二十世紀梨」が知られています。どちらもみずみずしい青梨ですが、「どっちが甘いの?」と気になる人もいるでしょう。
結論からいうと、**公表されている兵庫県の一次資料で比較する限り、糖度の面では「なしおとめ」が優勢です。**一方、二十世紀梨は甘味だけでなく酸味とのバランスが特徴。ここでは、糖度、食べ頃、販売時期、購入先を一次情報に基づいて比較します。
なしおとめの糖度は11~12度
なしおとめは、兵庫県立農林水産技術総合センターが育成した早生の青梨です。品種名は「但馬1号」で、2017年4月に品種登録されました。
兵庫県立農林水産技術総合センターの資料では、なしおとめは約400gと大きく、**糖度は11~12度で、「二十世紀より高く、良食味」**とされています。
つまり、今回の比較で確認できる一次情報では、なしおとめの糖度が二十世紀梨を上回るという評価があります。
ただし、ここで注意したいのが「糖度」と「食べたときの甘さ」は同じではないことです。実際の甘さの感じ方は、酸味や熟度、食感などにも左右されるため、「誰が食べてもなしおとめのほうが甘い」とまでは一次資料から断定できません。
二十世紀梨は甘味と酸味のバランスが特徴
鳥取県を代表する二十世紀梨は、シャキシャキとした食感と、甘味と酸味のバランスが特徴です。
鳥取県公式サイトによると、露地栽培の二十世紀梨は8月下旬から9月中旬ごろが旬。果実は熟度が進むにつれて黄緑色から黄色へ変化します。
鳥取県は、シャキッとした食感を楽しみたい場合は黄緑色のもの、甘さを重視する場合は黄色みのあるものを選ぶよう案内しています。
そのため、二十世紀梨は「甘くない梨」なのではなく、酸味とのバランスを楽しむタイプの梨と考えると分かりやすいでしょう。
いつから販売される?食べ頃は?
なしおとめは早生品種で、兵庫県の資料では8月中旬に収穫できるとされています。兵庫県立農林水産技術総合センターの2017年の試験では、8月21日を収穫適期と判断しました。
一方、二十世紀梨はハウス栽培なら8月上旬~中旬、露地栽培なら8月下旬~9月中旬ごろが目安です。
ただし、収穫時期や販売開始日は年の天候や栽培条件によって変わります。2026年8月13日時点で、なしおとめについて2026年の具体的な販売開始日を示す一次情報は確認できませんでした。
過去の兵庫県資料には「平成30年8月の店頭デビュー」を目指すとの記載がありますが、これは当時の計画であり、2026年の販売日を示すものではありません。
どこで買える?
二十世紀梨は、鳥取県内のJA直売所などで購入できます。JA鳥取中央の公式サイトでは、「旬鮮プラザ満菜館」「旬鮮プラザよってみたい菜」「ハワイ夢マート」「あぐりポート琴浦」などの直売所が案内されています。
また、鳥取県の公式通販サイト「とっとり市」でも二十世紀梨の商品を確認できます。2026年8月13日時点で商品掲載を確認できますが、在庫や発送時期は商品によって異なります。
一方、**なしおとめについては、2026年8月13日時点で、今回確認した一次情報から具体的な販売店舗や通販サイトを特定できませんでした。**販売先を推測して掲載するのは避けるべきでしょう。
結局、どっちが甘い?
公表された一次情報を基準にするなら、**「糖度の面では、なしおとめ」**です。兵庫県の資料で糖度11~12度とされ、「二十世紀より高い」と明記されています。
ただし、二十世紀梨には、甘味と酸味のバランスやシャキシャキした食感という魅力があります。さらに甘さを重視する場合は、鳥取県が案内するように、黄色みのある果実を選ぶ方法があります。
糖度の高さを重視するなら「なしおとめ」、甘味と酸味のバランスや食感を楽しみたいなら「二十世紀梨」。このように選ぶと、それぞれの特徴を生かして楽しめます。
まとめ
なしおとめは兵庫県が育成した早生の青梨で、兵庫県の試験資料では糖度11~12度、「二十世紀より高く、良食味」と評価されています。一方、鳥取県産の二十世紀梨は、甘味と酸味のバランス、シャキシャキした食感が特徴です。
旬の時期は、なしおとめが8月中旬ごろ、二十世紀梨はハウスものが8月上旬~中旬、露地ものが8月下旬~9月中旬ごろ。購入先については、二十世紀梨は鳥取県内のJA直売所や「とっとり市」で確認できます。
**「どっちが甘い?」への答えは、公表された糖度と兵庫県の比較資料に基づけば「なしおとめ」です。**ただし、糖度だけで実際の食味を決めつけず、それぞれの梨の特徴を知ったうえで選ぶのがおすすめです。


